【英語NEWS】植林で社会問題を解決しよう 植林の際に気をつけるべき10のルールとは

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こんにちは。ダチョウです!

『5分で読める、海外ニュース』です。

子<br>ダチョウ

ダチョウ

植林には正しいルールがあるで。

元記事は、BBC “Scientists address myths over large-scale tree planting, 26 January 2021” より

本記事のポイント

・植林は、さまざまな社会問題を解決する。
・しかし、誤った植林は逆効果。
・適切な植林のルールを知ろう。

 18世紀に始まる産業革命後、世界の人口は爆発的に増加し、人類は多くの資源を必要としてきました。また、資本主義経済による大量生産、大量消費型のスタイルは、資源の濫用に拍車をかけました。その結果、多くの森林が奪われ、気候変動などさまざまな問題が生じています。

 生態系の回復が急がれる今日、植林が問題解決の優れた手段なのです。しかし、正しいアプローチが必要です。

Tree planting is a brilliant solution to tackle climate change and protect biodiversity, but the wrong tree in the wrong place can do more harm than good.

BBC 26 January 2021
英訳

植林は、気候変動に対処し、生物多様性を保護するための優れた解決策である。しかし、不適切な木を不適切な場所に植えてしまえば、良い影響どころか、害をもたらす可能性がある。

 むやみやたらに、植林しても意味がないのですね。そこで、科学者が植林に関する、10のルールを提案しています。このルールは、現存する森林とその地域社会を優先的に考えてつくられています。

 そもそも、なぜ森林が大切なのかということです。 

They provide a home to three-quarters of the world’s plants and animals, soak up carbon dioxide, and provide food, fuels and medicines.

BBC 26 January 2021
英訳

森林は、世界中の4分の3におよぶ動植物に生息地を提供し、さらには、二酸化炭素を吸収し、食料、燃料、そして薬品をもたらしてくれる。

 森林は、地球上に生きるものにとって、必要不可欠な存在なのです。しかし現実は、先にも触れた通り、森林は、凄まじいスピードで消失していっています。人類は、森林の重要性を認識し、植林計画はあるものの、なかなか実施されずといったのが現状です。
 
 植林計画の例として、イギリスには、近いうちに30,000ヘクタール規模の新しい森林を生み出す計画があります、また、アフリカには、約8,000キロメートルにわたって森林の壁をつくる計画があります。

 植林は、極めて複雑です。
 むやみやたらに植林し、例えば、単一の木が、1列に並んだ商業プランテーションのような森林をつくることは、よくないのです。さまざまな植物、動物、菌類で満たされた生態系を構築することが求められます。消失したある土地で植林をおこなう場合、可能な限り、その土地に現存していた森林を再現し、人、環境、自然にさまざまな利益をもたらすように計画することが大切です。

 さて、森林に関する10のルールを見ていきましょう。

1、Protect existing forests first(現存する森林を保全すること)

 森林伐採等のダメージを受けていないありのままの原生林は、炭素を効率的に吸収します。そして、森林火災や暴風雨、干ばつに対して強いです。そのため、現存する森林の保護が最優先です。

2、Put local people at the heart of tree-planting projects(森林計画の中心に、地域住民を抜擢させること)

 地域の人たちの生態系に関する知識が必要不可欠です。また、地域の人びとが自治することも大切です。

3、Maximise biodiversity recovery to meet multiple goals(複数の目標を達成させるために、生物多様性の回復を最大化させること)

 崩れかかった森林が再生されれば、気候変動への対処になるだけではなく、経済的、または、文化的な価値の保全や創出にもつながります。

4、Select the right area for reforestation(植林に適した地域を選ぶこと)

 もともと草地であるところや湿地であるところなどを使用するのではなく、昔から森林で覆われていたが、現在は消失してしまっている地域が好ましいです。

5、Use natural forest regrowth wherever possible(可能な限り、再生には自然林を用いること)

 木を自然に成長させる方が、木を新たに植えるよりも安価で効率的です。

6、Select the right tree species that can maximise biodiversity(生物多様性を最大化できる適切な樹種を選ぶこと)

 希少種や経済的価値のある種類を含む、その地域に特有の種類が有機的に植林されるのが好ましいです。その地域の生態系を崩すような外来種はさけなければいけません。

7、Make sure the trees are resilient to adapt to a changing climate(気候の変化に対する適応能力が植林される木にあるかどうか確認すること)

 木を選ぶ際に、将来的に植林される地域の気候と親和性があるかどうかを確かめることが大切です。

8、Plan ahead(事前に計画する)
 地域住民と協力して適した木を調達する方法を計画していくことです。

9、Learn by doing(実行することで学ぶこと)
 科学的な知識と地域由来の知識を組み合わせることが大切です。大規模な植林をおこなう前に小規模な実験をおこなうとよいでしょう。

10、Make it pay(支払う)
 植林に関わる人への支払いです。森林再生によってもたらされる持続可能性は、最貧層から北半球に暮らす生活水準の高い人を含む全ての利害関係者の生活に関わってきます。

単語まとめ
・Tree planting:植林
・brilliant:素晴らしい
・tackle:取り組む
・biodiversity:生物多様性
・soak up:吸収する
・carbon dioxide・二酸化炭素
・maximize:最大化する
・multiple:複数の
・reforestation:森林再生
・resilient:弾力性
・adopt to:〜に適応する
ダチョウ<br>先生
ダチョウ
先生

さあ、植林に取り組もう!

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