【生活】天然ゴムについて考えてみよう もしゴムの木がなくなったらどうなるのか

英語

こんにちは。ダチョウです!

今日は、天然ゴムについてです。

 果たして、天然ゴムの原料となるゴムの木が消失してしまったらどうなるのでしょうか。おそらく、世界経済は大きなダメージを受けます。そして、私たちが享受している現代の生活は失われ、100年程前の生活水準に戻ってしまうことでしょう。

 え、まさかそんなことが、と思いたいところですが、天然ゴムが、世界の経済を動かしているといっても過言ではありません。天然ゴムは、私たちの至る所に存在し、生活を支えているのです。例えば、空と陸のモビリティである飛行機や車。命を支える医療現場。そして、日常の利便性を高める日用品等々。

 ちなみに、ゴムの木の外層には、乳管が走っており、そこにラテックス(乳液)が流れています。木の表皮にナイフ等で傷を入れると、その乳管からラテックスが外部に流れ出てきます。これが天然ゴムのもとをなす液体です。

 それでは、その万能な原材料であるゴムの木がなくなる、ということはありえるのかということです。その産地と、木の性質や栽培方法、さらには気候変動に目を向けると、危機的状況が少しは見えてくるかもしれません。

 ゴムの木の生産地は、ほぼ東南アジアに密集しています。その生産大国はタイです。世界における生産量の約3割を占めます。その次に、インドネシア、ベトナム、そしてインドとアジア諸国が続きます。

 もしこの地域に、植物にダメージを与える、何らかの病原体がもたらされるか、あるいは発生してしまったらどうなるでしょうか。それが現実的にありえるかもしれないのが、葉枯病という病原体の発生です。葉枯病は、植物に宿るカビのようなもので、一度植物に宿ると、たちまちその植物を枯れされてしまいます。また、感染力が高く、即座に周辺の植物にも影響を与えてしまいます。

 ゴムの木は、単細胞という性質を持ち、その栽培方法は、おおよそプランテーションです。そのため、もし葉枯菌が発生してしまったら、大損害を受ける可能性が高いのです。

 ゴムの木の原産地は、南米です。一昔前は、ブラジルが世界最大の産地でした。T型フォードを生み出したフォード社は、タイヤ生産のために、ブラジルにゴム農園を所有していました。しかし、そこに葉枯病が現れたのです。ゴムの木は瞬く間に消失し、フォード社は大損害を被りました。 

 21世紀最大の課題の一つである気候変動は、生態系を変化させ、さまざまな災害をもたらしています。生態系に変化が起きることで、今まで保たれていたバランスが崩れ、そのことによって新たな何かが生み出されることがあるのです。葉枯病に関しても、何かを機に、またいつ発生するか分からないのです。

 私たちは、このような問題を頭の片隅にいれつつ、日々、正しい選択をしていきたいですね。

タイトルとURLをコピーしました