【旅】青紫に輝く宝石 タンザナイトの原産地を求めて

教養

こんにちは。ダチョウです!

 仕事でアフリカに滞在している際に遭遇したタンザナイトについて記します。

 タンザナイトは、東アフリカのタンザニアで採れる鉱物です。タンザニアの中でも北部に位置するアルーシャという地域で採取することができます。採掘場内に入る機会を得たので、現場に赴いてみました。

メレラニ鉱山へ向かう道中

 北部タンザニアといえば、アフリカ大陸最大のキリマンジャロ山を中心に、緑豊かな地域が広がっています。ですが、そのエリアからやや遠ざかると、見えてくる世界は、写真のような荒涼とした大地。キリマンジャロ国際空港付近の脇道から車で南下すること小一時間。たどり着いた場所は、メレラニ鉱山。

 採掘地域の入り口には、殺伐とした門番が待ち構えていました。入場の許可を得るため交渉を開始。一筋縄にはいきませんでしたが、50ドルを支払うということでようやく中へ。

 場内には、数十カ所の採掘現場があります。形態としては、ある支配人が一つの現場に投資し、そこに採掘労働者が集まる、そしてそれらが複数箇所存在する、というようなイメージです。その一部を見学してみました。

採掘現場

 いやはや、奥が深いですね。採掘労働者は危険と隣り合わせです。数日間、飲まず食わずで坑道に潜り続け、鉱物を採取することもあるそうです。そこでかき集められた原石を支配人が取捨選択し、宝石として高額で取引できるものが先進国等の市場へと流れていきます。ちなみに、採掘にはそれなりの資本がいるみいで、現地の支配人たちが、海外からの投資家を募っていました。

 下の画像は、高額では取引できない、いわばゴミとなった原石の集まりです。ゴミといっても捨てられるわけではありません。このような状態でも商用化させるビジネスマンはいます。例えばお土産レベルのブレスレット等にです。

原石のかけら

 アルーシャで40年以上、タンザナイトを専門に宝石の売買をおこなってきた邦人と話す機会がありました。その人物いわく、タンザナイトが活況だったのは1980年代の頃。ちょうど、アメリカの宝石商ティファニーが、この青紫に輝く鉱物を見つけた後のことですね。

 原石の色自体は、おおよそ上の写真の「原石のかけら」のような感じです。それを熱処理することで、透明感のある色、あるいは深みのある色をつくり出します。

 上の写真は、現地の宝石商から見せてもらったものです。一つの大きさは、ちょうど手のひらにのせて握りしめられるくらいの大粒サイズです。一個、日本円にして100万円だそうです。でも、若干傷が入っているから50万円だそうです。吹っかけられた?価値の真相はさておき(笑)

 もしタンザナイトを身につけている方がおられましたら、タンザニア北部のメレラニ鉱山に思いを馳せていただければ幸いです。

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