【生活】なぜコーヒーを美味しくないと感じる人がいるのか

【生活】

こんにちは。ダチョウです!

 今回は、コーヒーについてです。

 コーヒーは美味しくない、口にすると胃が痛くなる、という人がいます。それは、劣化して品質の良くないコーヒーを飲んでいるからです。もちろん、そもそもコーヒー自体が体質に合わない、という人も一定数いるかもしれませんが。

 コーヒーショップを訪れると、しばしばガラスケースに小分けされたコーヒー豆を見かけます。その中に、輝いている豆を目にしたことはありませんか。一見すると、おぉゴージャス、と感じるかもしれませんが、あれは単純に劣化しているのです。

 コーヒーを楽しむ際におさえておきたいことは、大まかに、豆の産地、グレード、焙煎方法、そして入れ方についてです。

豆の産地
 まずは、豆の産地についてです。コーヒーの豆を宿す木であるコーヒーの木は、とてもデリケートな植物です。そのため、産地が限定的です。生育の好条件は、比較的標高が高く、気温の差がある地域です。この条件に当てはまるのは、赤道周辺の山間部で、通称コーヒーベルトといわれている地域です。国名を上げるなら、コロンビア、エルサルバドル、ブラジル、エチオピア、ケニア、ベトナム、インドネシアなどです。それぞれの地域にある土壌や標高の違い、つまり環境要因によって、豆の大きさや形、また水分量などが異なり、味に違いが現れます。ちなみに、コーヒーの原産地は、エチオピア(コンゴを原産とするロブスタ種もあり)であり、世界中のコーヒーの木は、基本的にエチオピアから持ち込まれたものです。それぞれ環境の異なる地域で栽培されることで、独自の特色を持つ木へと変化していきました。

豆のグレード
 次にグレードです。豆は、生育環境によって味に違いが現れることは先に触れました。山の裾野だと、面積が広く大量生産は可能ですが、気温の差が乏しく、また、日照の度合いが異なる豆が混在したりします。木の寿命もポイントです。コーヒーの実ができるまでには、だいたい5年の歳月を要します。5〜10年スパンの木から収穫される豆と30年ものの木から収穫される豆とでは、品質に違いが出ます。収穫後の処理方法も重要です。天日干しなのか水洗式なのか、品質が悪いものをハンドピックで振るい分けしているかどうかも問われます。このように、生育条件に加えて、人的要因も加味されて、豆に等級が付けられていきます。

 例えば、エチオピア産のコーヒーには、シダモという地域で取れる豆があります。シダモと名付けられている豆は、その地域にある山の比較的標高が低い部分で栽培されている豆です。そのやや高所で栽培されているのが、イルガチェフという豆です。そして、その最上部で栽培されているのがゲイシャという豆です。ゲイシャは、栽培面積が狭く、希少性が高い上、栽培条件が良好なため、高品質の豆とみなされています。

上:キリマンジャロ、左下:イルガチェフ、右下:コロンビア

 その他、中南米にマイクロロットというグレードが付けられた豆があります。これはエチオピアのゲイシャのように、栽培条件が良好で、かつ限定的なエリアで栽培された希少性があり、高品質の豆です。

 他にも、インドにはモンスーンという環境条件を利用して栽培される、その名もモンスーンと名付けられている豆があります。

豆の焙煎方法
 焙煎方法についてです。豆には生育環境によって味に違いがあらわれることは何度も述べましたね。それぞれの豆の性質に合わせた火加減で焙煎することが大切です。水分をあまり含んでいない種は軽る目の焙煎で。一方、水分量が多い豆はしっかり焙煎する必要があります。そこを理解せずに焙煎してしまうと、黒こげの苦い豆になったり、油分が内部からにじみ出てきた光沢のある、なかば腐った豆になったりします。ちまたで、口にする苦いコーヒーは、腐った豆をごまかすために、強めの焙煎が施されている可能性があります。豆の特色をしっかりと理解した上で焙煎することが大事です。ちなみに、アジアのモンスーン気候でとれる豆は、水分量が多い傾向にあります。

コーヒーの入れ方
 最後に、入れ方についてです。考え方は、シンプルです。それぞれの特性に応じた入れ方をすることが大切です。一般的に、アメリカンコーヒーは、味が薄くて飲みやすいと言われていますよね。あれは、浅煎りした豆を粗挽きにして、お湯をさっと通すとこによります。なので、抽出された液体の中に雑味が入らないのです。なので、別の捉え方をすると、豆の旨味も抽出されないのです。一方、細かく挽いた豆にゆっくりお湯を通すと、旨味が抽出されますが、雑味も濾し出されてしまいます。バランスが大事なのですね。

 コーヒー1杯分を入れる簡単な流れとしましては、

1. 挽いた豆約10g
2. お湯1回目:100℃のお湯を少量注ぐ(フィルターを濡らさない程度)
3. 20秒程蒸らす
5. お湯2回目:中心に円を描くようにしてお湯を注ぎ、7割まで入れる
※白い泡が消えないように、緩やかに注ぐ
※フィルターに注いではいけない
6. お湯3〜4回目:7割から10割まで入れる
※最後まで濾しとらない(雑味が抽出されるため)

 このように、豆の産地、グレード、焙煎方法、そして入れ方を念頭にコーヒーを選ぶと、美味しいコーヒーに巡り会うことができます。さらに、コーヒーの地域性や特色という知識が加わることで、コーヒーをよりいっそう楽しむことができます。

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