【本】『コーヒーが廻り世界史が廻る』近代社会はコーヒーによってつくられた?

教養

こんにちは。ダチョウです!

本記事は、コーヒーについてです。

子<br>ダチョウ

ダチョウ

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本記事のポイント

・コーヒーを飲む文化は、アラビア世界から始まった。
・黄金時代のオランダが、世界中にコーヒーの苗木をもたらした。
・イギリスのコーヒーハウスでは、たくさんの会社が生まれた。

コーヒーはアラビア世界から?

 コーヒーの原産地は、エチオピアです。古代、アラビア半島にいたアラビア商人が、エチオピアの地に出入りしていました。コーヒーに魅力を感じたアラビア商人は、自国にコーヒーの実を持ち帰ります。しかし、市民がコーヒーを口にすることは許されませんでした。なぜなら、コーヒーの覚醒作用が、当時イスラム法で禁じられていたアルコールに該当したからです。長い間、コーヒーはイスラム神秘主義者(スーフィー)だけの特権でした。しかし、1511年にメッカ事件が起こります。これを機に、コーヒーの摂取が市民の間で認められます。オスマントルコ時代のイスタンブールでは、コーヒーハウス(現代のカフェ)ができました。コーヒーハウスは、社交の場として人気を博していきます。

オランダ商人の活躍?

 16世紀後半、オランダは、スペインから独立します。1602年には、東インド株式会社を設立。この会社を通してオランダは、世界中からたくさんの財をかき集め、急速に国力を高めていきます。
 オランダが取り扱った作物の中に、コーヒーも含まれていました。オランダは、17世紀後半に、モカ(イエメンの港)からコーヒーの苗木をジャワへもたらします。その他、コーヒーの苗木は、西インド諸国や中南米、そしてアフリカなど、世界のあらゆる地域にもたらされます。オランダが確立した海上ルートによって、コーヒーはアラビア商人を仲介することなく、世界中に普及していきます。
 人々のコーヒーに対する欲望は、人間と自然を次々に改造していきました。それについては、ムルタ・トゥーリ『マックスハーフェラール−もしくはオランダ商事会社のコーヒー競売』をご参照ください。

コーヒーが産業資本を生んだ?

  17世紀になると、イスタンブールで始まったコーヒーハウスは、ヨーロッパ世界においても次第に普及していきました。オーストリア、イタリア、フランスを越えて、ついにイギリスでも普及していきます。イギリス人は、コーヒーを通して、国家の将来について語り合い、人的交流を深めていきます。その結果、新聞、株式、保険、郵便などさまざまな組織が発展していきます。やがてイギリスは、近代市民社会を形成していきます。

ダチョウ<br>先生
ダチョウ
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その他、コーヒーと近代市民社会との関わりが面白く描かれています。ぜひご一読ください。

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